J-CRSU業務
わが国では,製薬会社からの支援を受けない医師や研究者主導の臨床試験または大規模な疫学研究のインフラがいまだ未成熟状況です。医師・研究者主導の臨床試験や疫学研究を実現し,日本人のエビデンスを得るためには,できるだけコストを抑えながら、高い質の統計解析、データマネジメント業務及びそれに関わるコンサルテーションなどを提供する必要があり,そのためには公益性を重視した特定非営利活動法人(NPO)の関与が不可欠と考えます。
また,臨床試験や得られたエビデンスについて,被験者や一般の方々に情報提供を行い,フィードバックをいただくためのしくみを整備することも重要と考えます。
業務内容
1) 研究計画に関するコンサルテーション
2) 登録業務・中央モニタリング
3) データマネジメントと統計解析
4) 原資料照合を含む施設訪問・監査を通じた品質保証
5) 研究事務とコーディネーション
6) 研究の方法論に関する教育プログラム(生物統計教育やCRCの教育支援)
7) メディカルライティング支援
研究者・医師主導の治験・臨床研究におけるJ-CRSUの役割
J-CRSUは、特定非営利活動法人(NPO)として、中立的な立場から研究者・医師主導の治験・臨床研究を支えています。関連団体に寄付や協力を依頼し,市場原理に乗らない難病や希少疾患に必要な薬や治療法の開発,難しい治療技術を伴う研究への支援も行なっています。
また、企業等の研究資金提供者、および研究組織、研究施設、研究責任医師等と臨床研究の支援に関する契約を結んだ研究支援を行うことで、双方の役割分担を明確にし、研究の透明性を担保しています。
委受託契約に基づく 研究者・医師主導臨床研究の実施体制
公的研究費による 研究者・医師主導臨床研究の実施体制
資金管理団体・財団等による 研究者・医師主導臨床研究の実施体制
東日本大震災被災住民支援プロジェクト きぼうときずな
災害によって浮き彫りにされたわが国の地域医療の問題点を踏まえ、明日の地域医療・健康つくりシステムの構築に貢献するために、2011年4月に活動を開始しました。
支援活動を通じた被災住民のニーズの把握と行政への反映、健康維持・増進のための情報提供はいかにあるべきかの試行と評価、継続的な看護活動を通じ、今後の高齢者健康対策に提言を行うことを目標に支援活動を続けています。

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